【解説】Steam の Remote Play Together の仕方

 本日は、Steam の Remote Play Together の仕方を解説したいと思います。

Remote Play Together って何?

 Remote Play Together とは、オンラインマルチプレイの一種です。
 ですが、全員でサーバにアクセスしてプレイする一般的な方法とは異なり、プレイヤーの1人がホストとなりそのパソコンへ全員がアクセスして1つの画面を共有する形となります。

 一言でいうと、「遠くにいる人と一緒にローカルプレイする」機能です。

 『「家に友達と一緒に集まって、1台のパソコンで友達全員と1つの画面でプレイする」のを離れたところにいる友達とも可能にする』という方法になります。
 ですので、ゲーム側がオンラインプレイに対応していないけれども、無理やりオンラインマルチプレイを可能にできる、ということです。  

 他にも、ホストのプレイヤーだけがゲームを購入すれば他のプレイヤーはゲームを購入する必要はないという利点もあります。

 しかし欠点も多いです。
 1つは、ホスト側のパソコンや回線速度のスペックが大きく要求されるということです。この2つが低いとそもそもプレイすることができません。仮にプレイできても、カクカクだったり通信ラグがひどかったりします。しかも同時に接続するプレイヤーが増えれば増えるほど負荷も大きくなります。
 そのため、アクション性の高いゲームでは特に難しくなります。
 また、画面1つを共有するため、どうしても画面が狭くなってしまったり、デバイスの競合(特にキーボードとマウス)が発生するため、ほぼ全員がゲームパッドが必要になります。

Remote Play Together に対応しているゲーム


対応しているゲームは、Steamの販売ページの右側に表示されています。

 Remote Play Together に対応しているゲームは、Steamの販売ページにて「Remote Play Together」と書かれています。
(一般的なオンラインマルチプレイの場合は「協力プレイ(オンライン)」と書かれています。)

 例えば「EARTH DEFENSE FORCE 5(地球防衛軍5)」などは両方に対応していますね。
 元々がコンシューマーゲームのソフトですし、当然と言えば当然ですね。

Remote Play Together の仕方

 Remote Play Together でゲームをプレイするには、以下の手順になります。

1.ホストになる人がゲームを起動します
2.ホストが 「"Shiftキー"と"Tabキー"」を同時に押します。
3.フレンド一覧が表示されますので、招待したいフレンドを右クリックし、Remote Play Together を選択します。
4.フレンドが招待できますので、そのフレンドにデバイス(基本的にはゲームパッド)のアクセス権を付与します。
5.画質や通信速度を確認します。

 以下、もう少し詳しく解説します。

1.ホストになる人がゲームを起動します

 まずはホストになる人がゲームを起動します。

2.ホストが 「"Shiftキー"と"Tabキー"」を同時に押します。

 ホストが 「"Shiftキー"と"Tabキー"」を同時に押します。
 すると、Steamの色々な情報が表示されます。

「"Shiftキー"と"Tabキー"」を同時に押すと、Steamの色々な情報が表示されます。

3.フレンド一覧が表示されますので、招待したいフレンドを右クリックし、Remote Play Together を選択します、

 表示されたSteamの情報の中で、自分の情報が表示されているウィンドウがありますので、そこのフレンド一覧からフレンドを右クリックします。
 すると、「Remote Play Together」という表示がありますので、そこをクリックします。

自分の情報ウィンドウにあるフレンド一覧を右クリックします。

4.フレンドが招待できますので、そのフレンドにデバイス(基本的にはゲームパッド)のアクセス権を付与します。

 そのままでは招待されたフレンドはデバイスのアクセス権がありませんので、アクセス権を付与します。
 基本的にはゲームパッドの使用権を付与することになります。
 マウスやキーボードの使用権を付与することもできますが、2人以上がキーボードやマウスを同時に使うと、1台のキーボードやマウスを複数人で使うような状態になってしまい、動きがカオスになってしまいます。
 ですので、キーボードやマウスはホスト1人か、もしくは多くてもフレンド1人までにした方が良いでしょう。

権限を渡したいプレイヤーのデバイスをクリックし、権限を付与します。
また、右上に画面品質の設定がありますので、「品質(高速)」にしておくと通信が安定しやすいと思います。

5.画質や通信速度を確認します。

 最後に画質や通信速度を確認します。すでに設定済みなら不要ですが、改めて確認しましょう。
 回線速度、ゲームの種類や同時プレイ人数にもよりますが、極力画質を下げて、通信速度設定も速度優先にした方が良いと思います。