【解説】Struggle F.O アライズの育て方

 今回は、『Struggle F.O』の"アライズ"の育成に関して、基本事項をまとめていきたいと思います。"アライズ"は、一緒に出撃する4人(4匹)の仲間たちのことですね。
 『Struggle F.O』の"アライズ"の育成はやや特殊ですので、理解しておきたい項目が結構あります。実は『Ark: Survival Evolved』での恐竜の育成がかなりシステム的に近いので、『Ark: Survival Evolved』をプレイされたことのある方なら割と理解しやすいかとは思います。

 なお、この記事は2024年12月 Ver1.2の状態で記載しています。今後のアップデートなどで仕様が変更になる場合があります。

レベルアップはステータスポイントを振って完了

 "アライズ"はエネミーを一定数倒すとレベルアップと表示されますが、正確なレベルアップの完了はステータスポイント("努力値")を振ってからです。
 1レベル上がるごとに振るのは面倒ですので、数レベル上がったらでいいのでまとめてこまめには上げていきましょう。

レベルアップはステータスポイント(努力値)を振って、初めて完了です。忘れずに降るようにしましょう。
レベルアップはステータスポイント(努力値)を振って、初めて完了です。忘れずに降るようにしましょう。

 どのステータスを伸ばしたらいいかは、ゲーム内でアライズごとに"育成のヒント"がありますので、それを参考にすると良いと思います。

アライズ詳細画面の、中央やや上にあるレポートのようなアイコンをクリックすると、そのアライズの育成のヒントが表示されます。努力値振りの参考にすると良いと思います。
アライズ詳細画面の、中央やや上にあるレポートのようなアイコンをクリックすると、そのアライズの"育成のヒント"が表示されます。努力値振りの参考にすると良いと思います。

レベルアップの上限回数は100

 全ての"アライズ"はレベルアップは最大で100回しかできません。努力値も最大で100ポイントしか獲得できないということです。
 初期レベルが高い"アライズ"ほど強力な"アライズ"になることができるということですね。

レベルはステータスポイントの合計値

 "アライズ"のレベルは、ステータスポイントの合計("才能値"、"努力値"の総合計)となっています。
 ですので、例えば「才能値が全て1の"アライズ"は初期レベルは7。その後、50回レベルアップをして50ポイントの努力値を振ると、57レベルになる」ということです。

才能値と努力値を合計すると現在のレベルになります。例えばこのわんこだと、才能値(8+3+8+3+3+3+2)+努力値(37)は67になりますよね。
才能値と努力値を合計すると現在のレベルになります。例えばこの"わんこ"だと、「才能値(8+3+8+3+3+3+2)+努力値(37)」=レベル(67)になります。

 上記した「レベルアップの上限回数は100」ということと合わせて考えると、つまり"アライズ"は入手時から「初期Lv+100」がレベル上限になるということです。

交配による才能レベルの厳選はステージのエリアレベルが10になってから

 さて、レベルアップが最大100回と知ると、使用する"アライズ"はできる限り才能値を高くしたいところです。才能値の高い"アライズ"を探したり、交配で高い才能値どうしを掛け合わせて……としたいところですが、序盤・中盤にそれをするのはオススメしません。
 というのも、ステージのエリアレベルが上がると、より高い才能値を持った"アライズ"がどんどん登場してくるようになるからです。ステージエリア1だと才能値の上限は5なので、がんばって才能値が全て5の"アライズ"を入手しても、ステージエリア2や3にいけば才能値5の"アライズ"なんて珍しくもなんともなくなります。また、才能値1の差なんて、努力値1の差と同じなので、1回出撃して1回レベルアップすれば並べる程度の差です。
ですので、厳選に時間をかけるくらいなら、さっさと先に進んでエリアレベルを上げるべきです。そしてより高いエリアレベルの"アライズ"を入手し、どんどん編成を入れ替えていきましょう。

エリアレベル10のアライズなら、テイムボーナス込みでこれくらいの才能値は珍しくも何ともありません。序盤は厳選するくらいならさっさとレベル上げして、先のエリアレベルに進めるようにした方が良いです。
エリアレベル10のアライズなら、テイムボーナス込みでこれくらいの才能値は珍しくも何ともありません。序盤は厳選するくらいならさっさとレベル上げして、先のエリアレベルに進めるようにした方が良いです。

 ちなみに、野良の才能値の上限値は(テイムボーナス込みで)50です。
 才能値は、交配中に低確率で発生する突然変異で+1される場合がありますので、突然変異を利用すれば才能値51以上も目指すことは可能です。才能値の上限は実質青天井ですが、ひたすら交配を繰り返すだけの作業になるのでオススメはしません。

摩耗値

 "摩耗値"というのは、ステータス画面でHPの右側に表示されるオレンジ色のゲージ(最大100)のことです。フィールド上だとHPの下に表示されます。
 摩耗値は"アライズ"の寿命のようなもので、これが0になるとその"アライズ"をロストしてしまいます。

摩耗値はアライズの寿命のようなもので、これが0になるとロストしてしまいます。摩耗値は出撃したり、HPが0の状態で戦ったりすると減っていきます。
"摩耗値"は"アライズ"の寿命のようなもので、これが0になるとロストしてしまいます。"摩耗値"は出撃したり、HPが0の状態で戦ったりすると減っていきます。

 摩耗値は、出撃したりHPが0になった("デスドア"状態)状態で戦ったりすると徐々に減っていきます。
 摩耗値は、レベルアップで獲得した努力値を割り振ると100に戻ります。

 つまり、100回レベルアップして努力値100ポイントを振り終わった"アライズ"は、摩耗値の回復手段がなくなるということです。摩耗値は出撃しているだけでも減っていってしまうので、非常に不味い状態です。
 ですので、長く使いたいお気に入りの"アライズ"などは、努力値は100ポイント振り切ったりはせず、摩耗値回復用に努力値を少し残しておきましょう。

このエルフ弓手は、筆者が序盤育てていたアライズですが、努力値を100ポイント全て振り切っています。ですので、摩耗値を回復する手段がもうありません。<
この"エルフ弓手"は、筆者が序盤育てていた"アライズ"ですが、努力値を100ポイント全て振り切っています。ですので、摩耗値を回復する手段がもうありません。

交配

 "アライズセンター"にて、同じ交配区分の"アライズ"どうしで交配をすることができます。交配は基本は雄と雌の組み合わせで行いますが、性別がない"アライズ"は制限なく交配可能です。
 交配させると、両親の能力値が組み合わされた子供が生まれます。青い数字で表示されるのが、両親でより高い数字を引き継いだ能力値、赤い数字が低い数字を引き継いだ能力値です。基本的には青い数字が多い方が良いので、青い数字がたくさん出るまで何度もトライしましょう。
 体感としては青い数字の方が出やすく、ステータス7種全て青を目指すのもそこまで大変ではない(20~30回程度やれば出る)感じがします。

交配結果画面で、青い数字が両親の高い方を受け継いだ能力値、赤い数字が良心の低い方を受け継いだ能力値です。青い数字が多い方が有能な子で嬉しいです。
交配結果画面で、青い数字が両親の高い方を受け継いだ能力値、赤い数字が良心の低い方を受け継いだ能力値です。青い数字が多い方が有能な子で嬉しいです。

 数字の色は青と赤以外にも黄色があります。黄色い数字は突然変異で、本来の値より1高い数字になっています。突然変異は、体感としては5%くらい?で発生する気がします。
 ですので、黄色い数字は基本的には嬉しい……はずなのですが、1つ落とし穴があります。それは元の能力値+1ならとりあえず黄色くなるということです。両親の低い数字を引き継いで+1されても黄色で表示されます(つまり、赤字が黄色に化けている)。例えば「体力30のオスと体力10のメスで交配した際、体力10を引き継いで突然変異が発生して体力が11になっても、黄色い数字で表示される」ということです。黄色い数字だからといって必ずしも良いとは限らないということは覚えておきましょう。

交配した際に、本来の能力値+1になる場合があります。これが突然変異で、黄色い数字で表示されます。ただし、低い能力値が+1される(赤字)こともあるので、黄色いから良いというわけではないことに注意してください。
交配した際に、本来の能力値+1になる場合があります。これが突然変異で、黄色い数字で表示されます。ただし、低い能力値が+1される(赤字)こともあるので、黄色いから良いというわけではないことに注意してください。

 ちなみに、交配は"アライズ"1体につき100回しか行うことができません。同じ個体を交配させ続けるのはできませんので、適度に他の親に変えていきましょう。

交配区分

 才能値の高い"アライズ"を交配で入手したいと思った時、大事になってくるのが"交配区分"です。このゲームでは、交配区分が同じなら、割とトンデモな組み合わせでも交配を行うことができます。
 お気に入りの"アライズ"がいた場合、交配区分をチェックしておき、どの"アライズ"となら交配できるのかを覚えておくと、野良の勧誘がはかどります。

交配区分が同じなら、交配できなさそうな組み合わせでも交配できたりします。フェアリーもゴーレムも交配区分が同じ精霊なので、交配可能です。交配厳選を行うのであれば、交配区分は日ごろから確認しておくことが大事です。
"交配区分"が同じなら、交配できなさそうな組み合わせでも交配できたりします。"フェアリー"も"ゴーレム"も交配区分が同じ"精霊"なので、交配可能です。交配厳選を行うのであれば、交配区分は日ごろから確認しておくことが大事です。

テイムボーナス

 野良の"アライズ"を加入させるとき、相手の要求してくるアイテムを渡すことで、"テイムボーナス"として相手の初期レベルが上昇します。先にも言った通り、「初期レベル=才能値の合計」ですから、初期レベルが上がるということは、才能値もその分上昇しているということです。才能値の高い"アライズ"が欲しい場合は、相手の要求するアイテムを最大渡しましょう。

フィールドで勧誘したアライズにテイムボーナスを最大の48%を付与すると、勧誘画面では特に変化がありませんが、飼育所に戻ると才能値(とレベル)が大幅に上昇しているのが分かります。

 この時1つ注意したいのが、「テイムボーナスはレベルに乗算である」ということです。基本的にテイムボーナスは48%が最大なのですが、例えばレベル10の"アライズ"に大量にアイテムを渡してテイムボーナス48%を得ても、レベルは14~15程度にしかなりません。一方で、レベル100の"アライズ"に同じ量のアイテムを渡してテイムボーナスを48%得ると、レベル148になるということです。
 乗算という計算式の都合上、元の値が高ければ高いほど強力になってきます。ですので、テイムボーナス用のアイテムは序盤はあまり使わず溜めておき、厳選を始める終盤に一気に放出しましょう。

 特に、野良"アライズ"の才能値50はテイムボーナス込みでしか届かない値です。最終盤に才能値全て50のアライズを入手しようとすると、テイムボーナスは非常に大事になってきます。