今回は『Wild Hearts』にて食事の作り方を解説したいと思います。
『Wild Hearts』では、食材の加工用"からくり"が"日干し竿"、"醸し樽"、"漬け物壺"、"燻し箱"と4種もあり、加工方法も様々で、非常に混乱しやすい部分だと思います。
『Wild Hearts』において食事は非常に大事ですので、是非ともマスターしておきたい部分だと思います。
食材加工のルート
『Wild Hearts』の食材加工には、大きく分けて2つのルートがあります。
1つは"日干し竿"で加工をするルート、もう1つは"漬け物壺"で加工するルートです。入手した生の食材は、"日干し竿"か"漬け物壺"で加工し、それから"燻し箱"を使う2STEPのが基本となります。
"日干し竿"はゲーム序盤で覚える"龍脈からくり"です。"燻し箱"を覚えるのはゲーム中盤になるため、ゲーム序盤はひとまずは"日干し竿"だけで加工しましょう。
"日干し竿"ルートの利点は、食材の良さを残したまま効果値を引き上げてくれることです。一方で、効果値の上昇量が控えめなため、総合的に見ると"漬け物壺"ルートの方が良い場合が多いです。
"漬け物壺"ルートは食事の効果が高くなりやすいため、効果値で見ると"日干し竿"より優れがちです。一方で、"調味料"というもうひと手間必要になるのと、素材の良さを潰して効果が汎用的なことになってしまうことです。
中盤以降は、基本的には"漬け物壺"ルートで食事を作り、「どうしてもこの食材のこの効果が欲しい!」という場合に"日干し竿"ルートを使用する感じになります。
初心者向けの加工方法("日干し竿"ルート)
『Wild Hearts』を開始して、最初に覚える食材加工用からくりが"日干し竿"です。
序盤は拾った食材を生食いでも良いのですが、"日干し竿"でひと手間加えると、より上の食事効果を得ることができます。
"日干し竿"をキャンプや"湊"などに設置し、そこに食材を干します。すると一定時間後に"干した"食事となり、食材そのまま食べるよりも効果が高くなります。(その分満腹度も少し上昇します)
この時注意しないといけない点があります。それは干す食材は必ず同じ食材で統一することです。
"日干し竿"は1つでも別の食材が混ざると、汎用食事となってしまい、効果が落ちてしまいます。
例えば、"さざれ肉"だけを干した場合、完成する食事は"干しさざれ肉"になります。ここに1つ"丸肉"を混ぜると、"干し肉"という汎用肉食事になってしまって効果が変わってしまいます。
干す食材を選ぶ画面で、右下に完成予定食事の名前と効果が表示されますので、そこで正しい物が表示されているかどうか確認しましょう。
"日干し竿"、"醸し樽"、"漬け物壺"、"燻し箱"をすべて覚えた後の"日干し竿"
ゲーム序盤にはお世話になる"日干し竿"ですが、残り3つの"醸し樽"、"漬け物壺"、"燻し箱"の"からくり"を覚えると、この3種で加工したほうが基本的には良い食事ができるので、使用機会はぐっと減ります。ひとまず一旦破壊し、火の"龍脈"に戻してしまいましょう。
ただ、この後説明する"醸し樽"、"漬け物壺"、"燻し箱"の3種で作成した食事は、効果値が高いながらも、汎用的な効果になってしまいます。ですので、独特な効果を持った食事が欲しい場合は、"日干し竿"→"燻し箱"で加工する場合があります。
そこら辺は、ゲームに慣れてきて、欲しい食事効果が出てきてからまた"日干し竿"を設置すればいいかと思います。
"漬け物壺"ルート
"醸し樽"、"漬け物壺"、"燻し箱"の3種の加工用"からくり"を覚えた後は、基本的に食材加工は"漬け物壺"ルートの方がオススメです。
"漬け物壺"ルートは、基本的には『食材→漬け物壺→燻し箱』という加工ルートです。ただし、漬け物にする際に調味料が必要になってきます。
調味料の入手方法は様々で、採取("つくも宿「糧」")、"手飼い籠"、そして"醸し樽"と調味料によって様々です。そして、使用した調味料によって、加工した食材の効果が大きく変化します。
なお、使用した食材は食材の種類しか関係ありません。例えば、"さざれ肉"も"丸肉"も"赤肉"もすべて同じ"肉"として扱われます。加工時のゲージの伸びの違いのみです。
どの食材(種類)をどの調味料で漬けるとどうなるか、を一覧で表にしました。
肉、野菜、穀物、魚それぞれに傾向があり、加える調味料でその傾向を後押しするような感じになります。
"日干し竿"ルートに比べると、調味料の入手にひと手間必要になりますが、その分"日干し竿"ルートよりは強力な食事ができることが多いです。
"醸し樽"
"漬け物壺"ルートでは必ず調味料が1つ必要になります。その調味料の中でも、"味噌"、"酢"、"魚醤"の3種は"醸し樽"で作ることになります。(辛味の調味料は肉を"醸し樽"に入れることで作成可能ですが、"つくも宿「糧」"から入手したほうが楽)
例えば"味噌"が欲しいのであれば、"醸し樽"に穀物を何でもいいので入れていき、一定時間待てば完成です。
おすすめ食事(汎用)
燻し味噌漬け肉
肉類+味噌→燻し
満腹度:45
体力強化+13、攻撃強化5%、破壊術1%
お手軽に攻撃強化と満腹度を稼げる食事です。満腹度100あたりの攻撃力は後述する"燻し酢漬け肉"に劣りますが、肉の消費量が少な目なのが魅力。少ない手間でお手軽に攻撃力を上げたいときにオススメの食事です。
穀物が意外と手に入らないため、強いて言えば味噌の入手が少し難しいのが欠点。
燻し酢漬け肉
肉類+酢→燻し
満腹度:20
体力強化+8、攻撃強化2%、会心の達人1%
満腹度に対して最も総合火力が上がる食事です。満腹度20なので5個食べることができ、5個食べると合計で攻撃強化10%、会心の達人5%となります。
一方で、個数消費が激しくなるため、肉の調達も加工も面倒です。筆者は、あと少し満腹度を埋めたいときの調整用に使用しています。
燻し醤漬け魚
魚類+魚醤→燻し
満腹度:35
体力強化+14、疲労軽減15%
疲労軽減用の食事です。弓などの持久力をよく消費する武器にオススメです。
食材の調達が楽(春や夏の水場に"龍脈からくり"の"魚取車"を設置)なので、作りやすいのが魅力です。作りやすいので、格下の獣相手にとりあえず体力だけ積みたい時などにもよく食べます。
筆者は弓を使う時は、上記の『"燻し味噌漬け肉"(45)+"燻し酢漬け肉"(20)+"燻し醤漬け魚"(35)』を1つずつでお手軽セットとして食べることが多いです。
属性強化の食事
【食材】+辛味→燻し
満腹度:40
属性強化15%、
属性強化用の食事です。入れる食材の種類によって強化される属性が決まります。例えば、『辛味+肉』なら火属性強化の食事になります。
属性強化食事は伸び幅が大きいのですが、残念ながらこのゲームの属性武器は賛否が分かれる性能をしています。ほとんどの状況で、無属性武器と与えるダメージがほぼ変わらない割りに、武器1本作るにも相応の労力がかかってしまうため、最低でもストーリークリアまでは無属性武器1本で十分です。
ただ、ストーリークリア後のDLC要素にまで足を踏み入れると、少しだけ話が変わってきます。DLC追加獣である"カグヅチ"と"ムラクモ"の武器はそれなりに強く、何より"ツクヨミ"は属性ダメージしかほぼ通らないので属性ダメージが非常に重要です。
ですので、そこまで来たら対応する属性強化の食事は作っても良いと思います。
燻し干しさざれ肉
さざれ肉(日干し竿)→燻し
満腹度:60
体力強化+15、会心の達人12%
会心特化ビルドではの食事です。残りの満腹度も、燻し干しした"金胡麻"や"胡麻"、"山椒"といった会心系の食事で埋めます。
会心ビルドはどちらかというと趣味寄りのビルドで、強いて言えば属性武器用…かなぁ?という程度です。とはいえ属性武器自体もあまり必要ないゲームですし、属性武器が有用なシーンなら属性強化の食事を取ればいいので、どうしても会心ビルドを試してみたいという人向けになります。
※捨て身などの一般的な攻撃上昇スキルは、武器の物理部分にしか乗りません。ですので、物理部分の数値が低い属性武器ではやや効果が落ちます。一方で、会心や"〇〇特化"などの威力アップ系は最終ダメージに乗りますので、属性武器向けとなります。ただ、このゲームは属性武器自体が不遇ですし、属性が大事なシーンなら属性強化の食事で良いので…
おすすめ食事(防御寄り)
『Wild Hearts』の獣たちは非常に強力です。慣れるまでは対処法が分からず、ボコボコにされることも多いです。ある獣の動きに程度慣れてくると、「この攻撃はこうやって避けるんだな」「この攻撃は、この"からくり"で対処するんだな」というのが見えてきますが、それまでが大変です。
その慣れてくるまでは、ある程度耐久を意識して食事を選んだ方が良いでしょう。
また、終盤は初期"命脈"が1のクエストもありますし、耐久面をおろそかにしていると一撃即死することも多々あります。食事で耐久面を強化するのも大事になってきます。
燻り味噌飯
穀物+味噌→燻し
満腹度:40
体力強化+22、回復強化5%
シンプルに体力を強化する食事です。回復強化5%のオマケつき。
(素材が穀物の)味噌+穀物という組み合わせなので、地味に穀物集めた大変だったりはします。その場合は、別の調味料にしても少し数字が落ちるだけですし、また米系を"日干し竿"ルートで調理するなどして多少妥協してもいいかもしれません。回復強化の部分が別の物になってはしまいますが、同程度に体力が伸びる食事は色々あります。
属性耐性の食事
満腹度:35
燻り塩漬け肉=体力強化+12、攻撃強化4%、火耐性+8
燻り塩漬け魚=体力強化+12、疲労軽減4%、水耐性+8
燻り塩飯=体力強化+19、土耐性+8、風耐性+8
耐性を上げる食事です。敵の攻撃属性は、メニューから"図鑑"を見れば知ることができます。
2個食べるとそれなりに被ダメージを抑えることができますので、たくさん被弾して回復がすぐ尽きてしまう場合などは、体力強化飯よりもこちらの属性耐性飯の方が良いでしょう。